演劇の町 下北沢の聖地
東京で最も有名な演劇の町といえば下北沢。ですが、そもそも下北沢が演劇の町と呼ばれる起源となった所以はある小劇場にありました。その小劇場とは「下北沢ザ・スズナリ」。ザ・スズナリは「演劇表現を志す若者に活動の機会を提供したい」という本多一夫の意思により、彼の自宅付近のアパートの2階部分を改装して生まれた俳優養成所として歴史をスタートさせました。その後、同養成所卒業公演を機に改装されて、
本多氏の経営する本多劇場グループの先駆けとして本格的に劇場として使用されるようになります。昭和の雰囲気が漂うレトロで魅力的な建物が特徴的。幅広い層の役者が出演するマニアックな公演内容で、実験的なプログラムや若手注目株の芝居が楽しめる小劇場好きの聖地とも言えるでしょう。